太州会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/04/25 03:33 UTC 版)
太州会の代紋
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| 設立 | 1954年 |
|---|---|
| 設立者 | 太田州春 |
| 本部 | 〒826-0041 |
| 首領 | 日高 博[1] |
| 活動範囲 | 1県[1] |
| 構成員数 (推定) |
約90人[2] ┗構成員 約60人 ┗準構成員等 約30人 |
| 友好組織 | 四社会(工藤会、道仁会、熊本会) |
太州会(たいしゅうかい[3][4])は、福岡県田川市に本部を置く指定暴力団。
2025年末の時点での勢力は約90人(構成員:約60人、準構成員等:約30人)。ただし、あえて登録しない者や警察が把握できていない構成員等がいるため、実際は統計上の数字の数倍に上るとの見方もあることに留意する[5]。
来歴
田川市内の炭鉱労働者であった太田州春が1954年(昭和29年)頃に不良集団を集めて「太田グループ」という愚連隊を結成。この太田グループがやがて“太田組”と改称し[7]、急速に勢力を伸ばした末に[8]、1973年(昭和48年)をもって“太州会”へと改称、1991年(平成3年)に田中義人が二代目を襲名した[7]。1993年(平成5年)に暴力団対策法に基づく指定暴力団となった[9]。
情勢
本部所在地は福岡県田川市大字弓削田1314-1[10]。北九州市の工藤会、久留米市の道仁会、福岡市の福博会、大牟田市の浪川会と並ぶ、福岡県内に本部を置く指定暴力団5団体のうちの一つである[11]。工藤会、道仁会、熊本會とともに四社会という親睦団体を結成している[6]。
2010年代後半、工藤会が頂上作戦により弱体化したが、2021年時点で福岡県警察本部は同県公安委員会にて「太州会については暴力団犯罪捜査課に専従の特捜班があり、取締り等を実施している」として[12]、「(工藤会の代わりに)太州会が特段勢力を伸ばしている状況にはない」と発言している[13]。
2021年9月7日、福岡県公安委員会は暴力団排除条例に基づき、四代目日高博会長に対し縄張り維持などを目的とした組員の活動を1年間禁じる命令を出した。これは2020年12月と2021年4月に同組員が飯塚市内の飲食店にみかじめ料を要求したことを受けての措置[14]。
2019年以降、四代目太州会系組員らがイランから航空便で覚醒剤を密輸したところを泳がせ捜査で逮捕[15]。さらに2022年にかけて傘下の山本組組長らが、桂川町に停めていた車の中に覚醒剤を隠し持っていたことが発覚して逮捕されるなど[16]薬物関係の大型事件が相次いだ。
2025年2月、組織犯罪処罰法違反などの疑いで、四代目太州会日高博会長(76)ら8人が逮捕された[17]。同年3月24日付で福岡地方検察庁は、日高博四代目ら6人について不起訴処分とした[18]。
歴代会長
18歳で炭鉱の首領となったのち、前身にあたる「太州商店」を設立した太田州春が初代。太州会を率いて地元他組織を相手に抗争を展開し、不可能視されていた筑豊地方一帯の覇権を実現。以降、田中義人の二代目〜大馬雷太郎の三代目〜日高博の四代目〜と代を経てきた。[6]
- 初代:太田州春
- 二代目:田中義人
- 三代目:大馬 雷太郎
- 四代目:日高 博
現最高幹部陣
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- 会長 - 日高博(三代目飛竜会会長)
- 最高顧問 - 久保田俊英
- 若頭 - 原田久士
- 総本部長 - 田村正勝(田村組総裁)
- 組織委員長 - 日高斎寿
- 事務局長 - 野村裕二(野村組組長)
- 専務理事 - 田村竜介(二代目原田組組長)
関連作品
- 実録・九州やくざ戦争 ~九州の義王(ライオン)(2006年、GPミュージアム)
脚注
出典
- 1 2 3 4 “令和7年における組織犯罪の情勢【確定値版】”. 警察庁組織犯罪対策部. pp. 35 (2026年4月14日). 2026年4月25日閲覧。
- ↑ 福岡県警察 (2026年1月). “福岡県の暴力団勢力”. 2026年4月25日閲覧。
- ↑ 警察庁 (2020). POLICE OF JAPAN > CRIMINAL INVESTIGATION > 2. Fight against Organized Crimes(日本の警察>犯罪捜査>2. 組織犯罪との闘い) (PDF) (Report). pp. 28–30. 2024年4月14日閲覧. ― p.29 “タイシュウ カイ”(Taishu-kai)
- ↑ “指定暴力団分布図(25 団体)令和5年末現在” (PDF). 全国暴力追放運動推進センター (2023年). 2026年2月20日閲覧。
- ↑ 芳賀恒人 (2025年4月8日). “統計上の数字と実態の乖離が示すもの~令和6年における組織犯罪の情勢から” (日本語). 暴排トピックス (株式会社エス・ピー・ネットワーク) 2026年4月25日閲覧。
- 1 2 3 『実話時代 2012年6月号』 : “特別企画 全国親睦団体の現況:九州「四社会」” (p.60-63) 2012年6月1日 メディアボーイ
- 1 2 『平成5年度警察白書 第1節 暴力団の実態』 警察庁
- ↑ 『昭和51年警察白書:第3章 犯罪情勢と捜査活動』 1976年 警察庁
- ↑ 『指定暴力団』 2011年4月14日 松江八束建設業暴力追放対策協議会
- ↑ 平成21年の暴力団情勢 図表3-1 指定暴力団の指定の状況 (PDF) - 警察庁 組織犯罪対策 2010年
- ↑ 『福岡県内の暴力団』 2009年7月11日 西日本新聞
- ↑ “公安委員会活動状況 筑後地区暴力団集中取締本部の取組状況について” (PDF). 福岡県公安委員会 (2019年11月7日). 2022年1月12日閲覧。
- ↑ “公安委員会活動状況 風営法違反等事件の捜査終結について” (PDF). 福岡県公安委員会 (2021年9月2日). 2022年1月12日閲覧。
- ↑ “「縄張り維持」禁止 指定暴力団会長に再発防止命令 福岡県公安委”. 毎日新聞 (2021年9月7日). 2022年1月12日閲覧。
- ↑ “イラン便で関空に覚醒剤密輸か 太州会系組員ら3人逮捕”. 朝日新聞 (2021年11月7日). 2022年1月12日閲覧。
- ↑ “覚醒剤を所持容疑 指定暴力団太州会傘下の組長を逮捕”. NHK (2022年1月12日). 2022年1月12日閲覧。
- ↑ “時効直前 指定暴力団「太州会」会長の男(76)ら8人を逮捕 建設会社の事務所に銃弾3発が打ち込まれた事”. TBS NEWS DIG(RKB毎日放送). TBS・JNN NEWS DIG合同会社 (2025年2月19日). 2026年2月21日閲覧。
- ↑ “指定暴力団の代表ら不起訴”. 朝日新聞 (2025年4月1日). 2026年2月21日閲覧。
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