大豊作のドラフト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/15 14:26 UTC 版)
「1996-1997シーズンのNBA」の記事における「大豊作のドラフト」の解説
この年のドラフトは1984年のNBAドラフトと並んで最も豊作だったドラフトの一つに数えられている。来る21世紀最初の10年の主役となるスター候補生達が、続々と指名を受けたからである。この年のドラフト指名者のうち3選手が将来MVPを獲得し、10選手がオールスターに選出されている。 その優秀な候補生揃いの中で栄えある全体1位指名を受けたのは、公称183cmとNBA選手としては極めて小柄な体躯の持ち主だった。アレン・アイバーソンはドラフト史上最小の全体1位指名選手として、フィラデルフィア・76ersに入団した。また将来アイバーソンとトップスコアラーの座を争うコービー・ブライアントは、前年に20年ぶりの高卒選手となったケビン・ガーネットの流れに乗って、高校卒業後大学に進学せずにアリーエントリーし、シャーロット・ホーネッツから全体13位指名を受けた後、トレードでロサンゼルス・レイカーズに入団。当時全くの無名選手だったスティーブ・ナッシュは、全体15位指名でフェニックス・サンズに入団している。 マーカス・キャンビー、シャリーフ・アブドゥル=ラヒーム、ステフォン・マーブリー、レイ・アレン、アントワン・ウォーカー、ロレンゼン・ライト、ケリー・キトルズ、サマキ・ウォーカー、エリック・ダンピアー、ヴィタリー・ポタペンコ、ペジャ・ストヤコヴィッチ、トニー・デルク、ジャーメイン・オニール、ウォルター・マッカーティー、ジードルナス・イルガスカス、デレック・フィッシャー、オセラ・ハリントン、ムーチー・ノリス、ジェフ・マキニス、ランディー・リビングストン、マリック・ローズ、ジェイミー・フェイク、シャンドン・アンダーソンなど多くの選手が2000年代の各チームでエース格、あるいは主力選手として活躍した。ドラフト外選手にはチャッキー・アトキンス、ベン・ウォーレスなどがいる。 A・アイバーソン、S・アブドゥル=ラヒーム、S・マーブリー、R・アレン、A・ウォーカー、K・ブライアント、P・ストヤコビッチ、S・ナッシュ、J・オニール、Z・イルガウスカスの10人がオールスターに選出されている。また、B・ウォーレスがドラフト外からオールスターに選出されている。 詳細は1996年のNBAドラフトを参照
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