大衆文化の中の合邦辻閻魔堂
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文楽および歌舞伎『摂州合邦辻』(安永2年(1773年)初演)の舞台である。作中で主人公が重い病を閻魔堂に願掛けして治すことから、病気平癒を祈願する人々の信仰を集める。本作では、「合邦」という名の人物が当地に庵室を構え、閻魔堂を建立する設定になっている。なお、『摂州合邦辻』は俊徳丸伝説を下敷きのひとつとしているが、俊徳丸を主人公とした謡曲『弱法師』は「極楽の東門に通じる」とされた四天王寺の西門を舞台にしている。 歌舞伎『絵本合法衢』(文政7年(1810年)初演)でも登場する。この作品は、明暦2年(1656年)に加賀大聖寺藩の前田大学之助が仇討ちによって殺害されるという事件を下敷きにしているが、『摂州合邦辻』の成功を受けて書かれており、『摂州合邦辻』のパロディが見られる。
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