大東急の名残
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大東急の名残として、旧大東急系の健康保険組合である「東京西南私鉄連合健康保険組合」の存在が挙げられる。同健保組合は1935年4月1日設立の「東横目蒲電鉄健保組合」を母体とし、東急電鉄(東急、東急バス)、京王電鉄、京浜急行電鉄、相模鉄道(相鉄ホールディングス)、東映および関東バスの母体事業所および子会社等を包括した健保組合として存続している。かつては小田急グループも参加しており、その後分離独立したものの、2003年(平成15年)4月1日、東急車輛健康保険組合との合併を経て現在に至る。 かつては、東急電鉄、京王電鉄、小田急電鉄、京浜急行電鉄、相模鉄道に勤務する正規職員に貸与される職務乗車証や、職員の家族に貸与される家族乗車証は、自社の電車・路線バスのみならず、旧大東急系私鉄5社では公式に相互使用することができた。かつての家族乗車証には5社の社紋が表記されていた。現在は自社線のみでしか使用できない。 大東急の解体を記念して、1949年には五島慶太の蔵書を元に、旧大東急各社の出資で「大東急記念文庫」が設立された。五島の没後に同じく旧大東急各社の出資で五島美術館が開館すると、大東急記念文庫は同館への併設となり、後に法人も統合している。
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