大政党有利への偏りとは? わかりやすく解説

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大政党有利への偏り

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/31 23:19 UTC 版)

ドント方式」の記事における「大政党有利への偏り」の解説

前項の意味での最適性は、一見不合理な配分結果を「最適」としてしまうことがある。特に、得票大きな政党直感的に過大な配分を受けることがある。他の一般に普及している除数方式であるサン=ラグ方式は、除数増分変えることで小政党議席獲得しやすくしている。 h {\displaystyle h} 議席比例配分するとき、総投票数 p {\displaystyle p} 中の p i {\displaystyle p_{i}} 票を獲得した政党 i {\displaystyle i} の端数含めた取り分」は p i p ⋅ h {\displaystyle {\frac {p_{i}}{p}}\cdot h} 議席と書ける。実際議席配分整数なくてはならないが、その値は「取り分」に近い(つまり,端数切り上げる切り捨てるかして得られる数である)ことが望ましいと考えられる。ところがドント方式では、得票大きな政党が「取り分」の端数切り上げよりさらに多く議席を得る可能性がある。 以下の表は第24回参議院議員通常選挙比例区における各党の得票 とそれから計算される取り分」、および実際獲得議席である。自民党への配分議席17または18議席が妥当であると考えられるが、実際に19議席配分される自民民進公明共産維新社民生活その他小計得票20,114,788.264 11,751,015.174 7,572,960.308 6,016,194.559 5,153,584.348 1,536,238.752 1,067,300.546 2,795,270.891 56,007,352.842 「取り分」17.239 10.071 6.490 5.156 4.417 1.317 0.915 2.396 獲得議席19 11 7 5 4 1 1 0 48 得票/1 1,536,238.752 1,067,300.546 /2 768,119.376 533,650.273 /4 1,288,396.087 /5 1,203,238.911 1,030,716.870 /6 1,002,699.093 /7 1,081,851.473 /8 946,620.039 /11 1,068,274.107 /12 979,251.265 /191,058,673.067 /201,005,739.413

※この「大政党有利への偏り」の解説は、「ドント方式」の解説の一部です。
「大政党有利への偏り」を含む「ドント方式」の記事については、「ドント方式」の概要を参照ください。

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