サン=ラグ方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/07 23:46 UTC 版)
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サン=ラグ方式(サン=ラグほうしき、Sainte-Laguë method、サン=ラゲ方式、サント=ラーゲ方式とも表記される)は、政党名簿投票制度で代議員を均等に配分する方法の一つである。ウェブスター方式と同等である。フランスの数学者アンドレ・サン=ラグに因んで名付けられた。サン=ラグ方式はドント方式に比べて、泡沫政党に有利な制度である。
サン=ラグ方式は、ニュージーランド、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ラトビア、コソボ、ハンブルク、ブレーメン州で使用されている。1993年にはボリビアで、2001年にはポーランドでも使用されていた。
ドント方式との比較は最高平均方式の項目を参照。
配分法
サン=ラグ方式は、ドント方式と同様に除数方式である。 ドント方式の除数が整数(1から順に1ずつ増える)であるのに対して、サン=ラグ方式は奇数(1から順に2ずつ増える)である(0.5から順に1ずつ増えると言っても数学上同じ)。
すべての票が集計されたあと、連続した商がそれぞれの名簿につき計算される。その商に対する式は
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