大将軍曹真残碑
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清朝の道光年間(1821年 - 1850年)、陝西省西安の郊外で、曹真の業績を称えた石碑が発掘された。石碑は曹真の死亡から数年後の235年 - 236年の頃の建立と推定され、内容は一部しか残っていないものの、蜀漢の諸葛亮が攻めて来たのを曹真が迎撃したというものである。文章の書体(魏代の隷書)も書道史的に高い価値を持つ。なお、文中の「蜀」と「諸葛亮」の間の文字が削られているが、これは3世紀の建立時には魏の立場から「蜀賊諸葛亮」とあったのを、発掘後に『三国志演義』の諸葛孔明の大活躍を愛する地元民によって、「賊」の字が削り取られたものである。 (参考)大將軍曹眞殘碑(京都大学人文科学研究所画像データ)
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