大和田排水機場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/04 02:41 UTC 版)
八千代市村上に設置されたポンプ場で、1966年(昭和41年)に完成した。毎秒最大 120立方メートルの揚水能力を持つ。 設計段階において、印旛沼の水を自然流下させる放水路とした場合、勾配不足(1 / 10,000 程度)で東京湾満潮時に排水できなくなる心配があったこと、および、開削土木工事に際し、花見川上中流部分のケド層の掘削が難工事となること、の2点が予測された。このため、あえて深い掘削はせずに、勾配を放水に充分な 1 / 3,000~1 / 4,000 とし、発生する水位差を補うために、ポンプによってここで一旦 4.6 メートルの揚水を行うこととした。 印旛沼水位調整(洪水回避)のために放流が必要となるのは1年に数回程度以下だが、これとは別に、上記新川および印旛沼そのものの流れが少ないことによる水質悪化防止対策として、「印旛沼流動化放流」と称し1年で数十回程度の放流を行う。
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