多紀郡教育会図書館
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「丹波篠山市立中央図書館」の記事における「多紀郡教育会図書館」の解説
丹波篠山市の前身4町(篠山町・西紀町・丹南町・今田町)を包摂していた多紀郡では1911年(明治14年)に多紀郡教育会が「巡回文庫」を発足させ、郡内の町村を巡回させていた。この「巡回文庫」は40〜50冊の書籍を収蔵した文庫(書架)10点余りにより構成されるものだったという。その後、1928年(昭和3年)には当時の郡教育会長・斎藤幸之助が常設型図書館の必要性を強く主張したことを契機に、昭和天皇御大典記念事業として旧多紀郡役所の一角で常設型の「多紀郡教育会図書館」が開館した。教育会図書館の蔵書は約1700冊で新規購入分以外は巡回文庫から引き継いだものと下二階町の雞鳴文庫が整理したものから成り、館長は置かれず専任事務員1名で利用者は1日平均30名ほどであった。
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