多屋駅とは? わかりやすく解説

多屋駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/10 11:45 UTC 版)

多屋駅*
駅舎と駅前(2023年8月)
たや
TAYA
TA20 榎戸 (1.1 km)
(0.7 km) 常滑 TA22
所在地 愛知県常滑市多屋町五丁目160
駅番号 TA21
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 常滑線
キロ程 28.6 km(神宮前起点)
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
1,252人/日
-2019年[1]-
開業年月日 1913年大正2年)3月29日
備考 無人駅駅集中管理システム導入駅)
*2003年高架化
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多屋駅(たやえき)は、愛知県常滑市多屋町にある名鉄常滑線である。駅番号はTA21普通列車のみ停車。

当駅と常滑駅との駅間距離は700mであり、これは常滑線では一番短い。

歴史

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する高架駅無人駅で、駅集中管理システム(管理駅は常滑駅[5])が導入されている。ホームは6両分で、上屋は2両分ある。多目的トイレ、エレベーターが設置されている。

のりば
番線 路線 方向 行先
1 TA 常滑線 下り 中部国際空港方面[6]
2 上り 太田川金山名鉄名古屋方面[6]

配線図

多屋駅 構内配線略図

太田川・
名古屋方面

常滑・
中部国際空港方面
凡例
出典:[7]


過去の配線

多屋駅・常滑駅 構内配線略図(1957年)

太田川・
新名古屋方面
凡例
出典:停車場配線略図 昭和32年調査[8]


単線・貨物営業時代の多屋駅は旅客ホームこそ1面1線の駅だったが、多くの貨物側線を備えていた[4]。往時は多屋・常滑間0.7 km間に不定期貨物列車が1日6往復設定されるなど、常滑駅の貨物輸送の補完的役割を当駅が担っていた[9]

多屋駅・常滑駅 構内配線略図(1993年)

太田川・
新名古屋方面
凡例
出典:[10]


複線化と貨物営業の終了によって配線が整理されると、相対式2面2線の単純な駅となった。ただし、その配置は一般的な対向式ではなく、中央の踏切を挟んで両側にホームが広がる構造になっていた[4][10]

利用状況

  • 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は1,057人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中219位、常滑線・空港線・築港線(26駅)中21位であった[11]
  • 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は138人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中327位、常滑線・築港線(24駅)中24位であった[12]
  • 「とこなめの統計」によると2014年度の1日平均乗降人員は1,219人である。2004年度までは常滑線・空港線で最も乗降人員が少ない駅であったが、2008年度まで乗降人員が急増し、2005年度から2014年度は急行停車駅のりんくう常滑駅よりも乗降人員が多かった。近年の1日平均乗降人員は下表のとおりである。
年度別一日平均乗降人員[13]
年度 1日平均乗降人員
定期 定期外 合計
2003年(平成15年) 163
2004年(平成16年) 108 113 221
2005年(平成17年) 418 158 576
2006年(平成18年) 404 152 556
2007年(平成19年) 672 201 873
2008年(平成20年) 742 218 960
2009年(平成21年) 694 195 889
2010年(平成22年) 660 200 860
2011年(平成23年) 632 200 832
2012年(平成24年) 738 230 968
2013年(平成25年) 816 241 1,057
2014年(平成26年) 808 241 1,049
2015年(平成27年) 900 263 1,163
2016年(平成28年) 940 279 1,219

駅周辺

隣の駅

名古屋鉄道
TA 常滑線
ミュースカイ特急快速急行急行準急
通過
普通
榎戸駅 (TA20) - 多屋駅 (TA21) - 常滑駅 (TA22)

脚注

  1. ^ 令和元年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
  2. ^ a b c 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年、256頁。ISBN 978-4777013364 
  3. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、340頁。 
  4. ^ a b c d 服部重敬『常滑線・河和線・知多新線』 3巻、フォト・パブリッシング〈昭和-平成時代の名古屋鉄道〉、2024年、64頁。 ISBN 978-4802134996 
  5. ^ SF カードシステム「トランパス」導入路線図 - 名古屋鉄道、2004年12月24日
  6. ^ a b 多屋(TA21)(たや) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
  7. ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
  8. ^ 清水武、田中義人『名古屋鉄道車両史 下巻』アルファベータブックス、2019年、186頁。 ISBN 978-4865988482 
  9. ^ 清水武、田中義人、澤内一晃『名古屋鉄道の貨物輸送』フォト・パブリッシング、2021年、100頁。 ISBN 978-4802132701 
  10. ^ a b 宮脇俊三、原田勝正『東京・横浜・千葉・名古屋の私鉄 (JR・私鉄全線各駅停車)』小学館、1993年、225頁。 ISBN 978-4093954112 
  11. ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。 
  12. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。 
  13. ^ とこなめの統計 Archived 2012年12月6日, at the Wayback Machine. - 常滑市

関連項目

外部リンク





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