外部ラグと内部ラグとは? わかりやすく解説

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外部ラグと内部ラグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/07 14:50 UTC 版)

ラグ (経済学)」の記事における「外部ラグと内部ラグ」の解説

経済政策発動が必要とされる事態政府認知され実際に経済政策発動されるまでのラグ内部ラグ (Inside lag) という。経済政策発動され実際に効力発生するまでのラグ外部ラグ (Outside lag) という。さらに内部ラグショック発生実際に政府認知するまでの認知ラグと、ショック認知した政府実際に政策発動するまでの行動ラグ分けられる浅子竹田 (2000)は「政策対応の誤り指摘される大多数ケースは、政策当局経済理論誤りというよりも、政策発動必要性看過するといった意味での認知ラグ存在大きであろう」と述べたまた、行動ラグに関しては、財政政策実施する際には「財政政策予算の審議」という大きな制約があり、これが機動性を欠く原因一つとなる。対して金融政策には予算の審議をする必要がなく、よって行動ラグ長くするようなものはない。ミルトン・フリードマンをはじめとしたマネタリストケインジアン達の裁量的な経済政策を、ラグ存在根拠として否定し、非裁量的なフリードマンk%ルールという貨幣供給量一定に保つ金融政策によって、経済安定化できると考えたロバート・ルーカスなどの合理的期待学派は、合理的期待形成のもとでは裁量的な財政・金融政策短期的に長期的に無効実体経済影響与えないとした。

※この「外部ラグと内部ラグ」の解説は、「ラグ (経済学)」の解説の一部です。
「外部ラグと内部ラグ」を含む「ラグ (経済学)」の記事については、「ラグ (経済学)」の概要を参照ください。

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