外貨MMF
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/04 01:55 UTC 版)
「マネー・マーケット・ファンド」の記事における「外貨MMF」の解説
日本において「外貨MMF」・「外貨建てMMF」として販売されている商品の「MMF」とは、この「マネー・マーケット・ファンド」を指す。外国投資信託の扱いとなっている。USドル・ユーロ・AUドル・CAドル・NZドル・UKポンドといった、先進国を中心に複数の通貨建てのものがあるが、近年は南アフリカランド・トルコリラといった、新興国の通貨建てのものも取り扱われている。 外貨預金と比べて利率や為替手数料、解約条件の面で概ね有利である。また、毎月一定額の積立が(ドル・コスト平均法)可能であるという利点がある。ただし外貨を直接引き出す事は出来ない。証券会社によっては、外貨MMFにおいた資金で直接(日本から見た)外国籍債券・外国籍投資信託を購入し、その売却資金や利金も外貨MMFに振り込める制度や、銀行の外貨預金などへ外貨のまま(無料ないしは有料で)送金できる制度を設けているところもある。このような円キャリー取引を売りにした外貨MMFは2006年から設定額を増やしていたが、ポジションが2007年2月末に解消されてゆき円高圧力となった。 なお、日本におけるマネー・マネージメント・ファンド(Money Management Fund)もMMFと略されるが、実際にはこれよりもマネー・リザーブ・ファンド(Money Reserve Fund、通称:MRF)の方がマネー・マーケット・ファンドに性質が近い。
※この「外貨MMF」の解説は、「マネー・マーケット・ファンド」の解説の一部です。
「外貨MMF」を含む「マネー・マーケット・ファンド」の記事については、「マネー・マーケット・ファンド」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書から外貨MMFを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- 外貨MMFのページへのリンク