夕張岳の高山植物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 14:29 UTC 版)
田中澄江は夕張岳を代表する花として、『花の百名山』の著書でウルップソウの変種であるユウバリソウを紹介し、『新・花の百名山』ではサクラソウ属のユウバリコザクラなどを紹介した。他にはスミレ属シソバキスミレ、リンドウ科ユウバリリンドウ、マンネングサ属ユウパリミセバヤ、ツガザクラ属ユウバリツガザクラ、キク科ユキバヒゴタイ、タンポポ属ユウバリタンポポなどもこの山を代表する花である。またバラ科エゾノシモツケソウ、シナノキンバイ、ネギ属シロウマアサツキ、シラネアオイなどの633種の高山植物の宝庫となっている。雪田ではアオノツガザクラやイワイチョウなどがみられる。各々固有種の生育地が限られた狭い面積であることが特徴で、踏みつけや盗掘などによる減少が危惧されている。また、絶滅の恐れがある希少な高山植物をエゾシカなどの食害から守るため、「エゾシカネットワーク」により太陽光発電を使った電気柵を設置する対策事業が行われている。 イワイチョウシナノキンバイシラネアオイユウバリソウ(夕張草)
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