声楽家として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/23 17:21 UTC 版)
ドイツとイタリアに留学し、アンジェロ・ロフォレーゼ(Angelo Loforeze:スカラ座、メトロポリタン歌劇場など世界の著名劇場で活躍した名テノール歌手)に師事し、テノール歌手として活動した。歌手として国内でも演奏するが、特に欧州への演奏旅行をかなり頻繁に行い、数々の賞を獲得した。ゲーテの詩の朗読コンクールでも優勝しており、イタリアやルーマニアなどの音楽祭で受賞している。 また、自分が歌うだけでなく、次世代の若手のことも考え、毎年、コンクールを主催。男女の歌手や高音と低音を出す歌手が一緒に審査されるのは不公平だとしてベルカント・ソプラノ・コンコルソという若いソプラノだけのコンクールを毎年開催。審査委員をイタリアから招聘するなど、本格的なものである。これはベルカントコンコルソ、ソプラノコンコルソ、ベルカントソプラノコンコルソとも呼ばれながら、少しずつ世間に浸透している。若い歌手に勇気を与え、正しい助言をしっかり直接審査員から話す機会を作り、勝ち負けではなく声楽の底辺を広げたいとの情熱から個人的に開催している。
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