墓所発掘調査
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 00:58 UTC 版)
1982年11月29日から1983年2月2日に東京都港区実施の済海寺長岡藩主・牧野家墓所発掘調査の際に現れた忠鎮墳墓の地下埋葬施設は、ほぼ完形での出土状況であった。すなわち長方形の石室内に敷き詰められた木炭の中に、さらに空間に漆喰を充填した二重構造の木棺が収められていた。この木棺を吊り上げて取り出し開封がなされた。棺の内部には完全な形の遺骨が残っており開棺直後の頭部には頭髪も残存しており、髷を結った状態であった。続いて行われた緊急遺骨調査によると、忠鎮の左大腿骨による推定身長は150.1cmで、太さも歴代藩主の中でも細く、小柄で華奢な体型であったとしている。
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