塚原発電所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 15:54 UTC 版)
九州送電が6番目に建設した発電所が耳川の塚原発電所である。発電所所在地は山須原発電所の上流、宮崎県西臼杵郡諸塚村大字家代。住友財閥が水利権を取得していた地点で、九州送電の手で1935年8月に起工、工事中の1937年(昭和12年)2月に水利権を譲り受け、1938年(昭和13年)9月20日に竣工させた。 発電所の取水口は諸塚村大字七ツ山にあり、耳川本流を横断するダムの左岸から取水する。ここでも耳川をせき止める貯水池が付属している。またこの貯水池には耳川支流の柳原川・七ツ山川からも導水される。主要機器として電業社原動機製造所製フランシス水車・芝浦製作所製交流発電機各4台を設置。変圧器は構外の耳川変電所に設置する。発電所出力は当初5万キロワット、1940年以降は6万キロワットである。
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