地縁団体法人竹富公民館
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竹富公民館には議会が設けられており、高度な自治能力を有している。議員は3支会から選出された2名をはじめ、3支会の顧問、踊り師匠、竹富町議会議員が就く。定例議会は年に6回(初議会、結願敬老議会、種子取議会、支払議会、生年議会、最終議会)あり、それ以外に公民館長が招集する臨時議会がある。議題は主に祭事行事の予算編成、島の諸問題の解決方法などを審議する。竹富公民館執行部は議会での提案権を有しているものの、議会での決議事項を遵守しながら執行している。 公民館では、一般会計に加えて、祭事やごみ処理などは別会計として運営している。また、敬老会、結願祭、種子取祭の3つの行事については、個別に特別予算を組んで島民が経費を負担している。その負担額は老若男女や家庭の事情に合わせて竹富公民館議会にて決定している。それ以外にも、環境美化(道路の補修や観光客が利用する公衆トイレの清掃、海浜清掃など)の費用を賄うための環境美化費、車を所有している方や商売をしている方が対象の竹富公民館協力費を毎年支出している。これらは、3月31日に開催される全島民(18歳未満や居住1年未満の人は除く)が会員の竹富公民館定期総会にて予算決算の承認を受けている。島民ひとりひとりの努力により島が美しく保たれているという事由から、少しでも島民の負担を減らすために、竹富公民館では竹富島へ取材に訪れるマスコミ関係者(民宿や店舗、人物などの個別取材は除く)に対し、公民館の活動に協力してもらうという趣旨で公民館協力費を要請している。 竹富公民館は、2001年(平成13年)に認可地縁団体として法人格を取得し、地縁団体法人竹富公民館となった。
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