地理、背景
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/04 07:19 UTC 版)
モケーレ・ムベンベ伝説のある地域は、アフリカ中央部、赤道直下の熱帯雨林地帯である。コンゴ共和国、カメルーン、ガボン、赤道ギニア、ナイジェリアなど広い地域の現地人の間に伝わっている。 特にコンゴ共和国のリクアラ地方に伝承、目撃談が多い。その主要地帯である東部アンフォンド地区でも広く知られてきたが、なにより西部エペナ地区(英語版)のテレ湖(英語版)で1959年頃ピグミー族が狩猟したという風聞が注目を帯び、調査隊も多く入るなどしている。 リクアラ地方は、コンゴ共和国の10の地方区分のうちの最北にあり、大西洋から最も遠い奥地。この地方のジャングルは、アフリカ中央部に残った熱帯雨林の中でも最大のもののひとつである。コンゴ川の多くの支流が走り、その間を埋めるように、無数の湖や沼地が散らばっている湿地帯で、そこに熱帯雨林が広がっている。その広さは2万平方km以上、コンゴ共和国政府の発表では、21世紀に入っても、その面積の80%は未調査地域とされている。テレ湖は、その周囲は湿地帯の熱帯雨林に囲まれた湖で、長径5km、短径4kmの楕円形、平均水深は1.5~2m、最大でも3m程度の浅い湖である。
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