地方競馬の各主催者が定める格付け
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 17:11 UTC 版)
「競馬の競走格付け」の記事における「地方競馬の各主催者が定める格付け」の解説
一部の地方競馬主催者では上述のダートグレード競走とは別に、独自の格付けが定められている。この場合、混乱防止の観点からローマ数字(I, II, III)を使わず、アラビア数字(1, 2, 3)を使用する例もみられる。 地方競馬で施行するダートグレード競走では独自の格付けを行わず、ダートグレードの格付けをそのまま用いている。ただし以前にはダートグレードの格付けと独自の格付けを併記する例も見られた。 南関東では2007年4月より独自格付けを併記しなくなった。併記していた当時は、例えば関東オークスが「統一GII・南関東G1」と表記された。 佐賀競馬場では2011年度の時点では統一グレードと独自グレード(当時は「KJ1」表記)を併記していた。 なお、ばんえい競馬は馬の品種や競走の性質が平地と全く異なるうえ他地区との交流競走もないため、格付けは独自表記のみとなっている。 重賞競走に格付けを行っている地方競馬主催者(2020年現在) ばんえい競馬(帯広 2003年度 - ):BG(ばんえいグレード)1, BG2, BG3 ホッカイドウ競馬(門別 2002年度 - ):H1, H2, H3 岩手県競馬組合(盛岡、水沢 2016年度 - ):M1, M2, M3 南関東公営競馬(浦和、大井、船橋、川崎 1995年度 - ):S(South・Super)I, SII, SIII2007年度から格付表記を従来のG1, G2, G3から変更。使用する数字もローマ数字に変更された。 東海地区(名古屋、笠松 1996年度 - ):SP(スーパープレステージ)I, SPII, SPIII 兵庫県競馬組合(園田、姫路 開始時期不明):重賞I, 重賞II放送や新聞等には記載されないが、番組表やNARのホームページには記載されている。 かつて格付けを行っていた地方競馬主催者 北関東公営競馬(宇都宮、足利、高崎 2001年度 - 2005年度):G1, G2, G32005年度までに全場廃止。 佐賀県競馬組合(佐賀)1999年度から2011年度までは、荒尾(2011年廃止)・中津(2001年廃止)と共に九州地区合同での格付け(九州グレード)を行っており、1999年度から2006年度まではKG1, KG2, KG3、2007年度から2011年度まではKJ1, KJ2, KJ3を用いていた。 2013年1月から2017年度までは佐賀単独でS1, S2の格付けを行っていた。 金沢、高知の各競馬主催者では、ダートグレード競走を除く重賞競走の格付けを行っていない。
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