国際的な学会活動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 04:25 UTC 版)
「アクティブな人」として知られ、37から38歳の時に原島文雄と設立したIROS(英語版)を、ICRA(英語版)と並ぶロボティクスのトップカンファレンスに育て上げた。ヒューマンリレーションシップやヒューマンネットワークを唱え、IROS設立にあたっては富山の薬売りを参考に「信用を得るには自分が動かなくちゃいけない」という精神で取り組んだという。 外国人からは「トシ」や「トーシオ」と呼ばれるといい、世界中の乾杯の音頭を知っていると語っている。日本では外国の研究者を銭湯に連れて行ったり、自宅に招いて狭いながらもパーティで応対していた。寿司と妻による簡単な料理程度の飲み会で、後片付けの皿洗いは福田自身でやっていたという。福田は「逆に相手から呼ばれれば時間がある限り行きます。そしてリターンを求めない。短い時間しかいられなくてもできる限り自分が行く。そこに「自分がいる」ということが重要」と説く。 名古屋大学で総長を務めた濵口道成からは、世界を飛び回るために大学より仁川国際空港で会う方が多いと言われ、栢森情報科学振興財団の理事長は、福田から「私の住所は飛行機の中」と言われたいう。また、生田幸士によると福田は元気のない若手に学会の仕事を与えて励ましていたといい、豊田工業大学学長を務めた榊裕之は「非凡な意欲とエネルギー」で通常は難しい教育研究と学会運営を両立させていると評価している。
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