国民党・蔣介石との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 08:16 UTC 版)
岸は中国国民党の蔣介石総統とは勝共連合の設立(1954年)を通じて親密であり、1957年(昭和32年)首相就任3ヵ月後には台湾を訪問、蔣介石と会談し日華協力委員会を作った。また日本で活動する反蔣介石・台湾独立運動家の強制送還も、胸三寸で決められるほどの影響力を行使した。その蔣介石死後も岸は「蔣介石総統遺徳顕彰会」の中心として日本各地に蔣介石を讃える石碑を建立する活動を行った。古沢襄は、岸の名刺を示すだけで蔣介石や息子の蔣経国に面会できたと語っている。親台派(親華派)の重鎮だったために中華人民共和国の鄧小平から特使の矢次一夫を通じて中台の仲介役を要請されたこともあった。
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