国家衛生指揮中心の設立
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「2003年台湾におけるSARSの流行」の記事における「国家衛生指揮中心の設立」の解説
李登輝政権時に国家安全会議諮問委員だった張栄豊(中国語版)により政府内に防疫上の指揮系統を一本化する組織を設置することが提案された。陳建仁と郭旭崧(2004年からCDC局長、2014-16年CDC署長)はSARS終息後に訪米し、有事の指揮系統の必要性を痛感。陳建仁は当時のアメリカ合衆国保健福祉長官だったトミー・ジョージ・トンプソン(英語版)との会談で「防疫医師」の常設について助言を受け、陳は帰国後に担当閣僚として指揮中心の設置へと奔走する。 台湾政府はアメリカ公衆衛生局士官部隊(PHSCC)を参考に、2005年に疾病管制局傘下に国家衛生指揮中心(NHCC)を設立。SARSのようなパンデミックには中央流行疫情指揮中心(CECC)が臨時で設立され、その指揮官は官軍民を動かす権限を有することになる。
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