国家社会主義時代の抵抗運動
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「メムブリス」の記事における「国家社会主義時代の抵抗運動」の解説
1936年12月28日の司祭アウグスト・ヴェルナーの逮捕はメムブリスのカトリック住民の怒りと暴動を引き起こした。自身が第一次世界大戦の軍人で、1級鉄十字勲章の受勲者あった司祭は、自分の町にシュテュルマーの施設を設けることに反対していた。司祭は1936年12月20日の日曜礼拝で、シュテュルマー(反ユダヤ主義の新聞)の施設反対の署名を呼びかけ、ミサを執行しないという最後通牒を突きつけた。この声明によって多くのカトリック信者が、市長でNSDAPの地域グループ指導者であったゴットフリート・ヴァン・トレークから離反し、署名リストが作成された。これのためヴェルナー司祭は1936年12月28日にゲシュタポによって逮捕され、アシャッフェンブルクに連行された。メムブリス教会の聖職者ヘルマン・デューミヒはナチス体制に対する抵抗を続けた。アウグスト・ヴェルナー司祭は、1937年8月2日に、いわゆる保護拘禁から解放された。
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