国家安全維持法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/25 07:37 UTC 版)
2020年6月30日に香港特別行政区国家安全維持法が施行、この法律は香港基本法など他の法律よりも上位の法律であり、高度な自治は事実上終焉することになった。 普通選挙の導入は行われておらず、2020年11月12日に全人代常務委員会は立法会議員の資格に関して、中国及び香港政府への忠誠を議員に必要な条件に加える香港特別行政区立法会議員の資格問題に関する全国人民代表大会常務委員会の決定を採択し、4人の議員資格を剥奪した。この件に対し民主派15人が辞任した。 2021年3月30日全人代は香港政府トップの行政長官と議会に当たる立法会の議員の選挙制度の変更の詳細を全会一致で可決した。これにより立法会議員については70ある議席を90に増やす一方で、市民の直接投票で選ばれる議席は35から20に削減された。さらに立候補者は香港国家安全維持法に基づいて設置された警察の治安部門による事前の調査が必要となり、調査の結果中国政府に忠誠を尽くしていないと判断された場合には立候補の資格が与えられないこととなった。
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