命令セットの選択
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 17:24 UTC 版)
「マイクロアーキテクチャ」の記事における「命令セットの選択」の解説
詳細は「命令セット」を参照 どの命令セットアーキテクチャを用いるかという選択は、高性能の装置を実現する上での複雑さに大きく影響する。長い年月をかけて、コンピュータのアーキテクトたちは命令セットを簡潔なものにするよう努力してきた。これによって設計者たちが命令セットの自体の複雑さに注力せず、性能を向上させる機能に労力と時間を費やすことができ、高い性能の実現が可能となった。一方で、1970年代の8086に始まるx86の命令セットが、32ビット(IA-32)、64ビット(x64)と拡張を重ねつつ2020年代にも有力な命令セットとして存続しているように、過去との互換性を重視する例も存在する。 命令セットの設計はCISCからRISC、VLIW、EPICへと進歩してきた。またデータ並列性をうまく扱うためのアーキテクチャとしてSIMDとベクトルプロセッサがある。
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