じゅじゅつ 【呪術】
『宗教学辞典』は「超自然的存在(神・精霊・その他)あるいは呪力の助けを借りて、種々の現象をおこさせようとする行為およびそれに関連する信仰の体系を意味する」と定義している。未開社会のみならず文明社会にも見られる。英語マギ(magic)の訳語とされるが、邦語でいえば「まじない」である。マギは古代ペルシア語で祭司・呪術師を表わすmagusに由来する。善意の意図による白呪術と、邪悪な意図による黒呪術とに分ける見方がある。呪術と宗教とは別だとする説、別でないとする説、人類には先に呪術があって後に宗教へと展開したとする説、宗教から呪術が生まれたとする説、など多様である。呪術を行う者を呪術師とか呪師とか呼ぶ。この存在は、旱魃に雨乞いをするような社会福祉的な面ももつが、人を災におとしいれる力もあるとして恐れられてもいる。
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