名神大社 という格式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/12 05:20 UTC 版)
「美奈宜神社 (朝倉市林田)」の記事における「名神大社 という格式」の解説
奈良朝時代、天下に事ある時、国内の著名な神社に勅使が参向して祈願する神社(名神大社)が当時全国で204社(祭神数285座)ある。 続日本紀によると、天平2年(730年)9月渤海の王が奈良の朝廷に進物を献上したので、翌月10月に名神祭が行われその進物の一部を各神社に献納された。九州本土では下記の12の神社が進物の献納を受け名神祭に預かっている。 筑前国 宗像神社 住吉神社 八幡神社 志賀海神社 美奈宜神社 筑紫神社 竃戸神社(7社) 筑後国 髙良玉垂命神社 豊比賣神社(2社) 肥前国 田島坐神社(1社) 肥後国 健盤龍命神社(現在の阿蘇神社)(1社) 豊前国 八幡比賣神社(現在の宇佐神宮)(1社) この12神社だけが名神祭が行われる度に勅使や国司が勅命を奉じて参向した神社で豊後国・日向国・薩摩国4カ国(鹿児島県および宮崎県)には名神祭に名を連ねた神社は1社もない。前記のように美奈宜神社は奈良時代、平安時代に名神祭の栄誉を受けた神社である。
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