名前《允》の読み方

実用日本語表現辞典

名前《允》の読み方

人名用漢字「允」の主な読み方

「允」の人名としての読み方には、「みつ」、「みつる」、「すけ」、「よし」、「じょう」、「すけ」、「よし」、「ちか」、「まこと」があります。

男の子の名前の読み方

男の子には、「允」を単体で使うと「まこと、まさし、じょう」という読み方をすることが多いです。また、他の漢字と組み合わせて「智允」で「ともみつ」、「允人」で「まさと、まさひと」などといった名前が付けられています。

女の子の名前の読み方

女の子は、単体で「ちか、みつ」と読ませる場合が多いです。また、「允子」で「ちかこ、みつこ」、「允穂」で「みつほ」などが一般的です。特殊な読み方になりますが「允月」で「みつき」、「允枝子」で「みえこ」と読む名前もあります。

漢字に込められた主な意味・イメージ

「允」は、調和がとれて誠実なさまを表しています。他の人の意見や考えを素直に聞き入れたり、むやみに角を立てない穏やかさを意味しています。さらに、頭の秀でた人を表し、知的なイメージも持ち合わせています。「まこと」と読む場合、最初のマ行の音は優しさや包容力を感じさせます。そのイメージは、ママや丸いといった言葉から連想されています。また、「ま」の母音は「あ」なので明るく感じさせる開放感があり、社交性をイメージさせる読みです。真面目で穏やかな人に育ってほしい、頭の良い優れた人になってほしいといった願いを込めることができます。

他の漢字と組み合わせることで、さらに深い意味を持たせることができます。例えば、「智允」という名前の場合、「智」という漢字には「賢い人、知恵のある人」といった意味があります。「允」と組み合わせることで、周りのことを常に考えて明るくし、良い方向に向かわせるにはどうすればいいのかを考えられる人といった意味を込めることができます。さらに、周囲の人をまとめ、先頭になって導いていくというリーダーシップをイメージさせます。このように、組み合わせる漢字の意味をさらに引き立てるような使い方ができます。

（2022年9月15日更新）