名前《凪》の読み方
人名用漢字「凪」の主な読み方
なぎ、な男の子の名前の読み方
なぎ、な女の子の名前の読み方
なぎ、な漢字に込められた主な意味・イメージ
「凪(なぎ)」は、「風」の略字(かぜかんむり)と「止」の偏旁からなる国字(和製漢字)。「風が止んでいる状態」あるいは「風が止んで波がなく海面が静かである状態」を示す字である。人名漢字としては1990年代から使用が認められるようになった。「凪」の読み方は訓読みの「なぎ」のみ。音読みはない。もともと和語の「なぎ」という語彙が先にあり、これに「和ぎ」「薙ぎ」そして「凪」などの字が充てらるようになって成立した語である。「なぎ」は「平坦で安定している」状態のこと。
「なぎ」は名詞として用いられる。動詞としては「なぐ」という。「凪ぐ」は「風が止む」の意味で、「和ぐ」は「気持ちが穏やかになる」という意味で用いられる。「和ぐ(なぐ)」は「なごむ」「なごやか」にも通じる。
ちなみに「凪」の対義語は「時化(しけ)」である。
「凪」のイメージ
「凪」は「和み」に通じ、穏やかさ・落ち着き・静けさ・冷静さを連想させる。海や波に関する字であるため、雄大さや豊穣のイメージも伴う。人名としての「凪」の字には「泰然と穏やかに生きてほしい」とか「広い心を持った人物に育ってほしい」「波風を静めて安らぎを与えられるような存在になってほしい」といった願いが込められやすい。
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