吉長鉄路・吉敦鉄路500形
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「国鉄D50形蒸気機関車」の記事における「吉長鉄路・吉敦鉄路500形」の解説
日本が清や中華民国との契約を元に建設、南満州鉄道の委託経営で運営されていた吉長鉄路と吉敦鉄路では、1923年からD50形の設計を基に標準軌化した500形テンダー機関車16両を川崎造船所(製造番号970, 971, 1140 - 1147)と汽車製造(製造番号965 - 970)に発注した。500形の外形はD50形に近いものであったが、軌間や車両限界の違いもあってボイラー中心高など各部の寸法が一部異なっており、給水暖め器の有無などの差異があった。吉長鉄路と吉敦鉄路は1931年の合併を経て1933年(昭和8年)には満州国有鉄道京図線の一部となり、吉長・吉敦鉄路時代は501 - 516の番号が与えられていた500形は6540 - 6555に改番、1938年(昭和13年)に満鉄社線・満州国鉄線・華北交通で行われた形式称号改正ではミカナ形とされたが、戦後の消息は不明である。
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