吉村府知事「イソジン会見」問題
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「山中竹春」の記事における「吉村府知事「イソジン会見」問題」の解説
2020年8月4日、大阪府知事の吉村洋文は、松井一郎大阪市長や大阪はびきの医療センター研究者と共同で記者会見を開き、「ポビドンヨードを使ったうがい薬を使って、うがいをすることでコロナの陽性者が減る」という研究結果を発表。この説明の際に吉村が使用したフリップボードにデータの解析者として山中の名前が記されていた。 2021年6月16日、立憲民主党が市長選に向けて山中擁立の方向で調整していることが報じられると、翌6月17日、インターネットメディア「ニュースソクラ」が「横浜市長選候補の山中教授 あのイソジン会見に関与」と題した記事を配信した。山中らは同年7月13日に記者会見を開き、「携わった事実はない」と否定。フリップボードについても「肩書が間違っている」などと指摘した。また、ニュースソクラの運営会社に法的措置を含めて対応するとした通知書を送ったと明かした。大阪府に会見時のフリップボードから自身の名前を削除するよう求め、大阪府はインターネットに掲載している会見資料から山中の名前を削除したことも公表された。自身のウェブサイトでも同日、従前より全国の研究機関等に週に1回程度助言をしており、この件も大阪はびきの医療センターの研究者に「可視化手法などに限ってアドバイス等を行った」ものであると経緯を説明した。多くの専門家から「エビデンスに乏しい」という指摘を受けた「ポビドンヨードを使ったうがい薬を使って、うがいをすることでコロナの陽性者が減る」という研究は、最終的に、早期含嗽群の陰性化率は34.5%、遅延含嗽群は21.4%で、早期含嗽群の方が遅延含嗽群を有意に上回っているという結果が2022年1月に公表されており、結果、ポビドンヨードの効果が実証された。
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