吉原忠男とは? わかりやすく解説

吉原忠男

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/13 23:06 UTC 版)

吉原 忠男よしはら ただお
ペンネーム 海庭 良和
誕生 (1935-07-08) 1935年7月8日(89歳)
日本 青森県三戸郡三戸町
職業 医師
推理作家
言語 日本語
最終学歴 東京慈恵会医科大学医学部
代表作 『太陽連合』(1962年)
『ハーレムのサムライ』(1981年)
主な受賞歴 作家として
月刊放送ドラマ新人賞(1959年)
月刊SFマガジン新人賞(1962年)
第3回ハヤカワ・SFコンテスト佳作(1964年)
オール讀物新人賞(1981年)
医師として
医療功労賞(2006年)
日本対癌協会賞(2010年)
旭日小綬章(2011年)
デビュー作 シナリオ『雪の中の声』(1959年)
活動期間 1959年 -
配偶者 あり
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(よしはら ただお、1935年7月8日[1] -)は、日本医師外科学)、推理作家医学博士埼玉県医師会元会長[2]日本ペンクラブ会員。

経歴・人物

青森県三戸郡三戸町出身。1960年、東京慈恵会医科大学医学部卒業。1962年に医師国家試験合格(医籍174945号)。同大学第一外科学教室助手を経て、1968年に埼玉県浦和市(現・さいたま市)で吉原医院を開設。1970年、医学博士(東京慈恵会医科大学)。

埼玉県医師会常任理事を経て、2004年4月から2010年まで埼玉県医師会長。2006年に医療功労賞(読売新聞社主催)を受賞。2011年4月、旭日小綬章を受章[3]

現役の開業医として地域の保険・医療活動に力を入れながら、合間を縫って海庭 良和(かいば よしかず)のペンネームで豊富な医学知識を生かしたミステリー作品の執筆活動に取り組む。

1964年『太陽連合』にて第3回ハヤカワ・SFコンテスト佳作。1975年『走る人たち』にて「文學界新人賞」候補。1981年『ハーレムのサムライ』にて「オール讀物新人賞」受賞。また同年『ジーザスの夏祭り』にて「野性時代新人賞」候補となった。

著書

海庭 良和名義

  • B型肝炎殺人事件』(徳間書店、トクマ・ノベルズ) 1989年
  • 『巨構の殺意 多喜二の伝説』(現代書林) 1989年
  • 『ノルウェーの石蟹 味紀行』(森林書房) 1991年
  • 『「おくのほそ道」殺人紀行 女外科医・草加部景子』(徳間書店、トクマ・ノベルズ) 1991年
  • 『禽獣の殺意 女外科医・草加部景子』(徳間書店、トクマ・ノベルズ) 1992年
  • 『トンガル殺人紀行』(郁朋社) 2002年
  • 『ニューヨーク小景 味紀行』(郁朋社) 2004年
  • 『冬の鎖 秩父夜祭殺人事件』(埼玉新聞社) 2006年
  • カルチェ・ラタンの食鬼(グルマン)たち』(合同フォレスト、フォレストミステリ) 2012年
  • 『マンハッタン冬歌』(合同フォレスト、フォレストミステリ) 2014年

脚注

  1. ^ 【医療制度改革を考える】埼玉県医師会顧問 吉原忠男”. www.saitama.med.or.jp. 埼玉県医師会. 2020年9月7日閲覧。
  2. ^ 埼玉県医 現職の吉原会長が3選”. 日刊薬業 (2008年2月25日). 2020年9月6日閲覧。
  3. ^ 海庭良和│プロフィール”. HMV&BOOKS online. 2020年9月6日閲覧。

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