各種戦用派生型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 07:20 UTC 版)
「海軍戦術情報システム」の記事における「各種戦用派生型」の解説
上記の経緯もあり、NTDSはもともと対空戦(AAW)の組織化を目的として開発されたが、1960年代中盤より、これを対潜戦(ASW)にも活用することが検討されるようになり、ASWSC&CS(ASW Ship Command and Control System)計画が着手された。実用実験のため、ASWSC&CSを搭載した3隻のHUK任務群 (Hunter-killer Group) を編成することが決定され、1966年から1967年にかけてエセックス級空母の一隻である「ワスプ」を対潜空母として改装し、また当時建造中だったガーシア級フリゲートのうち「ヴォーグ」および「コーレシュ」がASWSC&CSを搭載するよう改設計を受けた。結局、同システムがそのまま装備化されることはなかったが、この研究成果はスプルーアンス級駆逐艦やオリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲートなどのCDSの開発に応用された。 一方、タラワ級強襲揚陸艦で搭載されたITAWDS(Integrated Tactical Amphibious Warfare Data System)では、水陸両用作戦の指揮・統制能力が強化されている。 また艦艇部隊のためのNTDSを敷衍するかたちで、アメリカ海兵隊の防空部隊のためのMTDS (Marine Tactical Data System) 、空母航空団のためのATDS(Airborne Tactical Data System)も開発・配備された。
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