台湾表記問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/12 03:53 UTC 版)
「第23回東京国際映画祭」の記事における「台湾表記問題」の解説
10月26日の開幕式直前に、中華人民共和国の江平監督が、パンフレットに台湾との記載があることを取り上げ、「台湾は中国の一部であり、台湾の出席者に台湾の名称が使われているのは不適切だ」と主催者側に詰め寄り、「中国台湾か、中華台北を使用しなければボイコットする」と主張した。 また、中華民国(台湾)の陳氏に対し、「あなたたちは中国人だろう」と大声で詰め寄ったが、「私は台湾人だ」と返した。さらに、中華人民共和国側は、尖閣諸島問題を持ち出し、中台の映画関係者が連帯して開幕式を歩く提起をしたり、「台湾の映画を中国に売りたくないのか」などと脅した。 そして、主催者側と含めて、話し合いをしたが、双方とも一歩も引かず、俳優ら56人が式への参加を取りやめた。しかし、開幕式の翌日からは中台両代表団ともに各種イベントに参加して予定通りに進んだ。 その後、江平監督は、責任は台湾の代表団にはなく、主催者側にあるとし、「台湾の同胞とは関係がない。東京の主催者の間違いだ」と主張し、”一つの中国”の原則をうやむやにしたため、抗議のために、映画祭の全活動に関与しないことを決めた。
※この「台湾表記問題」の解説は、「第23回東京国際映画祭」の解説の一部です。
「台湾表記問題」を含む「第23回東京国際映画祭」の記事については、「第23回東京国際映画祭」の概要を参照ください。
- 台湾表記問題のページへのリンク