古期成層火山形成期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 03:51 UTC 版)
約50万年前、足尾山地と古利根川の間の低湿地、柏崎千葉構造線の群馬県東部部分(利根川構造線)の割れ目で火山活動が開始される。安山岩質(Sio2 54 - 60%)の溶岩とスコリアから成る成層火山を形成した。最大時の標高は2,500m程度と推定される。 約20万年前ごろから二酸化ケイ素の量が増えて溶岩がデイサイト質になり、それに伴い爆発的噴火が多発し、火砕流や山体崩壊による岩屑なだれが山麓に流下して現在の広い山麓を形成した。標高が1,500mほどになったとみられる。 南西側へは赤城橘山岩屑なだれがあり、赤城西側にある孤立丘群(橘山・城山・十二山など)、上毛大橋東側にあるカール状地形を形成した。一説には、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}群馬県利根郡昭和村の岩神飛石[疑問点 – ノート]や敷島公園のお艶が岩はこの岩屑なだれによるものだという。 南東麓側では梨木泥流が発生している。山体崩落に伴う大規模な岩屑なだれであり、大胡・大間々方面へ流れ、伊勢崎市北部(権現山・華蔵寺周辺)まで到達した。 その後、いったん火山活動は休止した。
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