古墳時代始期との関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/23 05:36 UTC 版)
「特殊器台・特殊壺」の記事における「古墳時代始期との関連」の解説
宮山型特殊器台は、吉備で1遺跡、奈良県(大和)で4遺跡から出土しているが、どちらがはじめに作り始めたかは分かっていない。出現期古墳の1つである奈良県桜井市の箸墓古墳は3世紀頃の築造と考えられているが、同古墳からは宮山型特殊器台を出土しており、古墳時代の始期は終末型特殊器台・特殊壺が現れた頃に近いと考えてよい。箸墓古墳(280メートル)の他に、天理市西殿塚古墳(219メートル)、同市中山大塚古墳(120メートル)、橿原市弁天塚古墳(100メートル以上)などの比較的大型で前方部が撥形で最古式の前方後円墳から宮山型特殊器台が出土している。
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