古城の記載
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 08:55 UTC 版)
道帳の中には、古城(「大名の居城および存置を認められた端城」以外の城、すなわち一国一城令で破却されるなどした城)についての記述があるものもあるが、その記載形式は一様ではない。例えば陸奥国南部領の場合、古城の周囲の地理的環境、各曲輪の規模・形状、曲輪同士の位置関係、堀の長さ・深さ・幅、井戸の数、惣構えの規模などを細かに書き上げているが、肥後国の道帳では、山城・平山城・平城の別、城郭規模の概要、山下の在町や往還との距離が記される程度である。周防国・長門国のように古城の記載そのものがないケースも見られる(伝写の過程で省かれた可能性もある)。
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