古典的西部劇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 15:26 UTC 版)
歴史上初めて製作された西部劇映画として、1899年にミッチェルとケニョン(英語版)が製作した短編映画『Kidnapping by Indians』が知られている。しばしばエドウィン・S・ポーターが1903年に製作した『大列車強盗』が「最初の西部劇映画」と誤って紹介されることがあるが、ジョージ・N・フェニンとウィリアム・K・エヴァーソン(英語版)は「『大列車強盗』製作の数年前から、エジソン社(英語版)は西部劇を題材としていた」と指摘している。『大列車強盗』のヒットにより、出演者のブロンチョ・ビリー・アンダーソン(英語版)は映画史上初のカウボーイ・スターとなり、その後数百本の短編西部劇映画を手掛けたものの、すぐに西部劇スターの座をトム・ミックス(英語版)やウィリアム・S・ハート(英語版)と争うようになった。 西部劇映画黄金時代の代表作として、以下の監督と作品が挙げられている。 ロバート・アルドリッチ - 『アパッチ』『ベラクルス』 バッド・ベティカー - 『反撃の銃弾』『決闘コマンチ砦(英語版)』 デルマー・デイヴィス - 『折れた矢』『襲われた幌馬車』『決断の3時10分』 アラン・ドワン - 『逮捕命令(英語版)』『バファロウ平原(英語版)』 ジョン・フォード - 『駅馬車』『荒野の決闘』『捜索者』『リバティ・バランスを射った男』 サミュエル・フラー - 『赤い矢』『四十挺の拳銃』 ハワード・ホークス - 『赤い河』『リオ・ブラボー』『エル・ドラド』 ヘンリー・キング - 『拳銃王』『無頼の群』 アンソニー・マン - 『ウィンチェスター銃'73』『ララミーから来た男』『胸に輝く星』 ニコラス・レイ - 『大砂塵』 ジョージ・スティーヴンス - 『愛の弾丸(英語版)』『シェーン』 ジョン・スタージェス - 『OK牧場の決斗』『荒野の七人』 ジャック・ターナー - 『インディアン渓谷(英語版)』『Wichita』 キング・ヴィダー - 『白昼の決闘』『星のない男』 ウィリアム・A・ウェルマン - 『牛泥棒』『廃墟の群盗』
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