古典における「角の生えたウサギ」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/05 18:06 UTC 版)
「ジャッカロープ」の記事における「古典における「角の生えたウサギ」」の解説
亀毛兎角(きもうとかく、兎角亀毛とも)という言葉が有るが、これは南北朝時代に存在した梁で編纂された『述異記』の「大亀生毛、而兎生角、是甲兵将興之兆」を出典とする。亀に毛が生え兎に角が生えるのは有り得ない事で、そのような異常事態が起こるのは戦乱の凶兆であるという意味だが、転じて、有り得ない事の喩えとして使われる。仏教用語としての亀毛兎角は、現実に存在しないもの、現実に存在しないものを存在するかの様に扱う愚かしさ、有って無い様なもの、曖昧な存在という意味で使われる。 日本語としては、兎角(とかく)、兎に角(とにかく)と言った言葉で使用される。 16世紀から18世紀のヨーロッパでは、レプス・コルヌトゥスもしくはhorned hare(角付き野兎)と呼ばれる角の生えた兎が居ると信じられていた。コンラート・ゲスナーの『動物記』によればザクセン州に生息していたとされる。
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