古典における鴨川
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 14:40 UTC 版)
「鴨川 (淀川水系)」の記事における「古典における鴨川」の解説
「瀬見(せみ)の小川」の別称(雅名)もあり、鴨長明が詠んだ「石川や せみの小川の 清ければ 月も流れを 尋ねてぞすむ」の歌が『新古今和歌集』に入撰している。「鴨川の流れが清く美しいので、(人ばかりか)月までが瀬を見にやってきて川面に宿っている」の意味。 ただし、判者を務めた顕昭は「いとも聞き及び侍らず。(そのような別称は聞いたことがない)」と評価を保留し(のちに認める)、長明の天敵ともいうべき禰宜の鴨祐兼から「内々の雅名を勝手に吹聴し、上皇も行幸される聖地を世俗化させた」などと猛烈な非難を浴びている。
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