古代の観測
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 03:01 UTC 版)
太陽を天文学的に観測した初期の例は、古代ギリシアのアナクサゴラス(紀元前500年頃 – 紀元前428年頃)が800キロメートル離れたシエネ(アスワン)とアレキサンドリアで同時刻の太陽視差を測定し、三角法で距離と大きさを求めた。これは、地球は平面という前提でなされたもので、距離を6400キロメートル、直径を56キロメートルと算出し「太陽はペロポネソス半島ほどの大きさ」と述べた。実際とはかけ離れた数字だが、当時のギリシア人はあまりの大きさに誰も信じなかったという。 地球が球体という前提で距離を計算したアリスタルコス(紀元前310年–紀元前230年)が日食時に月と太陽の視差がほぼ同じという観察を根拠に三角関数を用いて月と太陽までの距離を計算した。さらにヒッパルコス(紀元前160年–紀元前125年)が精度を高めた計算を行った。
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