双金魚
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 02:20 UTC 版)
一対の金魚(梵: gaurmatsya; チベット文字:གསེར་ཉ་; ワイリー方式:gser nya; THL: sernya)は、三昧の境地において衆生が無畏の状態にあることを象徴している[要出典]。また、これら二匹の金魚はガンジス川とヤムナー川、ヨーガにおけるナーディー(英語版)(気道)やプラーナ(気息)、そして鯉と関連付けられる。 「:en:Nadi (yoga)#Side channels」も参照 二匹の魚は本来、インドの二大聖河、ガンジス川とヤムナー川を象徴していた。これらの川は、(ヨガにおいて)息や気息(プラーナ)を交互に吸って吐く鼻孔の働きに基づいて、白道と黄道に関連付けられる。このシンボルは、ヒンドゥー教やジャイナ教、仏教においてだけでなく、キリスト教においてもまた宗教的に重んじられる。仏教においては、魚は水中で自在に動き回れることから、幸福の象徴とされる。また、魚は豊穣と豊かさをも象徴する。東アジアでは、その優雅な美しさ、大きさ、寿命から神聖視され、しばしば鯉の姿で描かれる。
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