厩務員時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/03 21:31 UTC 版)
子供のころは札幌で過ごし、馬を飼っていた旭川の叔父のところへ、冬休みなどの機会に馬の世話を手伝っていた。中学校を卒業後、馬主でもあった叔父の推薦により本沢政一厩舎へ厩務員として入る。 厩舎へ入った当初は特段の馬好きという志向もなく「叔父が勧めるから仕方なく」厩舎の仕事をこなしていったが、3年を経てオープン級の実力馬に触れる機会が増えてゆくと勝負に対しての実感が湧くようになり、自分が普段扱っている馬に対しても感情移入してゆくようになる。そうして厩務員として働いているさなか、周囲は藤本に対して騎手への転身を勧めるようになる。しかし当の藤本は「おれも金山さんみたいな騎手になりたいなと思ったけれど、騎手試験の筆記をパスする自信がなかったんだ」と筆記試験に対しての不安があった。そこで、当時先輩厩務員であった門脇税(元騎手・元調教師)が筆記試験対策を教える形で藤本を支援した。その甲斐あって2回目で騎手合格となり、6年間の厩務員生活ののち、騎手としての道を歩み始めることとなった。
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