原條あき子とは? わかりやすく解説

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原條あき子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/18 07:54 UTC 版)

原條 あき子(はらじょう あきこ、1923年3月9日 - 2003年)は、日本の詩人マチネ・ポエティクに属し、押韻定型詩を試みた。芥川賞作家池澤夏樹の母。声優池澤春菜と起業家、投資家の池澤摩耶は孫[1][2][3][4]。画家のSaya(摩耶の娘)は曽孫[4][5]

概要

本名は山下澄。兵庫県神戸市に生まれる。兵庫県立第一高等女学校(現在の兵庫県立神戸高等学校)を卒業後上京、日本女子大学に学ぶ。第2外国語として学んでいたフランス語の力をつけるためにアテネ・フランセに通い、福永武彦と知り合う。福永の誘いによって、マチネ・ポエティクの集まりに参加し、原條あき子の筆名を使用するようになる。1944年、女子大卒業直後に福永と結婚、1945年に長子夏樹をもうける。戦後まもなく、帯広に赴任した武彦とともに雑誌『北海文学』の同人となる。

だが、福永との結婚は間もなく破綻する。1950年、武彦と協議離婚。その後池澤喬と再婚した(自身の子供も喬の養子となったため、長子夏樹や夏樹の娘である春菜は池澤姓を名乗っている)。その後、1968年に思潮社から『原條あき子詩集』を刊行した。

2003年に没したあと、2004年に池澤夏樹によって『やがて麗しい五月が訪れ――原條あき子全詩集』が書肆山田から刊行された。


脚注

出典

  1. ^ haluna7の2022年10月11日のツイート、2025年10月18日閲覧。
  2. ^ ボン・ボヤージュQ&A集!みんなの疑問に答えてみた!”. Bon Voyage (2022年10月13日). 2025年10月18日閲覧。
  3. ^ Bon Voyageについて”. Bon Voyage. 2025年10月18日閲覧。
  4. ^ a b 世界が注目する9歳の天才画家Sayaちゃんの母が伝授する「子どもの才能を引き出す」子育ての新提案!”. KADOKAWA (2023年3月31日). 2025年10月18日閲覧。
  5. ^ haluna7の2024年5月3日のツイート、2025年10月18日閲覧。

参考文献

  • 「原條あき子小伝」田口耕平(『福永武彦新生日記』(新潮社)所収)



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