モノイドとは? わかりやすく解説

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モノイド

(単対象圏 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/11 14:46 UTC 版)

数学、とくに抽象代数学における単系(たんけい、: monoid; モノイド)はひとつの二項演算単位元をもつ代数的構造である。モノイドは単位元をもつ半群単位的半群)であるので、半群論の研究対象の範疇に属する。


注釈

  1. ^ 用語を流用しているだけでの項で扱われている意味での「積」とは無関係であることに注意。特にここでいう「積」は和を繰り返したもの(反復和)の意味ではないので、和が定義されている必要も無い。
  2. ^ そのような規約を入れない場合は、S が単位元を含むとは限らず、一般には部分モノイドとならないから、文脈には注意すべきである。
  3. ^ 与えられたモノイドの元からなる文字集合 N から有限文字列全体を取り出す操作(ただし連接をモノイドの積で置き換える)を、その文字集合 N の生成するクリーネ閉包 N* と呼び、"" で表すためクリーネスターとも呼ばれる。ただし、クリーネ閉包構成は一般には(もともと)形式言語の範疇で考えられるもっと広い概念である。
  4. ^ この名称は、逆半群 (inverse semi-group) であるようなモノイドとややこしい
  5. ^ 半群として、逆半群となるようなモノイドということ。逆半群は山田半群とも言われる(田村 1972)。

出典

  1. ^ Jacobson 2009, p. 29, examples 1, 2, 4 & 5.
  2. ^ Jacobson 2009, p. 35.
  3. ^ Jacobson, I.5. p. 22





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