南極ガンブルツェフ地方(AGAP)計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/09 18:02 UTC 版)
「ガンブルツェフ山脈」の記事における「南極ガンブルツェフ地方(AGAP)計画」の解説
2007年から2009年にかけての国際極年(英語版)の一環として、ガンブルツェフ山脈の情報収集を目的とするいわゆるAGAP計画(Antarctica's Gamburtsev Province project)という国際計画が実施された。この計画は南極大陸内部に設置された2つのキャンプを拠点に、アメリカ、イギリス、イタリア、オーストラリア、カナダ、中国、ドイツ、日本、フランス、ロシアから派遣されたスタッフによって行われた。氷床上空で飛行機から地中レーダー探査を行い、氷床下にある地表のかたちを観測した。この調査のために調査隊が飛行した距離は延べ120,000キロメートル、東南極氷床の内の約20%を探検した。氷床上に20以上の地震計を設置し、氷床を伝わる地震波の測定も行われた。
※この「南極ガンブルツェフ地方(AGAP)計画」の解説は、「ガンブルツェフ山脈」の解説の一部です。
「南極ガンブルツェフ地方(AGAP)計画」を含む「ガンブルツェフ山脈」の記事については、「ガンブルツェフ山脈」の概要を参照ください。
- 南極ガンブルツェフ地方計画のページへのリンク