南イエメン執政党
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 23:15 UTC 版)
南イエメンでは民族主義組織である民族解放戦線を中心に反英独立運動が起こっていたが、1967年に独立を達成。民族解放戦線は南イエメンの単独支配政党となった。そして1978年、民族解放戦線は、軍事政権が成立していた北イエメンから逃れた民主人民統一党(マルクス主義)や、国内の左派系政治組織と統合し、イエメン社会党を成立させたのである。 イエメン社会党は汎アラブ主義とマルクス主義、そして社会民主主義の混合をイデオロギーとし、南イエメンをアラビア半島唯一の社会主義国として統治した。ソビエト連邦との関係も良好だったが、冷戦終結とソビエト連邦の崩壊への傾向が強まる中で南北イエメンの融和も進み、1990年5月22日、統一イエメンが誕生した。
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