半額バーガー(はんがくばーがー)
日本マクドナルドが2000年 2月から実施している。通常価格 130円のハンバーガーなどを、土日を除く平日に限り半額の65円で販売するというものだ。マクドナルドでは数年前から半額バーガーを期間限定で実施してきたが、通年で毎日半額というのは業界初の試みだった。
1971年に第1号店をオープンさせてから、マクドナルドは現在、国内に約3600店舗を展開している。市場シェアは60%を越えていて、2位のモスフードサービス以下を大きく引き離している。2000年の来店客数は13億1800万人に達した。
マクドナルドの半額バーガーは、外食業界に大きな変動を生じさせた。まず、大手ハンバーガーチェーンのロッテリアが、続いて平日半額セールを開始した。コンビニのファミリーマートでも、期間限定で週末のみ価格60円のビーフバーガーを販売した。
ファーストフードのみならず、その他の外食産業でも価格破壊が生じた。一皿 300円以下で提供する焼肉屋、牛どん並一皿 290円の「神戸らんぷ亭」と「松屋フーズ」など、外食 300円戦争といわれる状況がもたらされている。ファミレスなどでは、財布のひもが堅く締められている現状を反映し、コーヒーお代わり自由など値ごろ感を演出する低価格路線が採られている。
(2001.03.03更新)
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