医療経済学の研究
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 16:18 UTC 版)
大阪府立大学時代には高木真吾と医療保険に関する共同研究を行い、1997年の制度改革を自然実験(英語版)とみなして需要の価格弾力性に関する推定を行った。『経済セミナー』では「後期高齢者医療制度をどう見るか」と題する記事で高齢者医療制度について解説を行い、担当医制度の導入と医療費の包括化は合理的である一方、地方自治体の財政上の理由から過度の医療費抑制が起こる危険性を指摘した。 著書『日本の医療のなにが問題か』は日経・経済図書文化賞(第52回)の選考対象となり、日本の医療制度に関する問題を経済学的観点から解説した点が評価されたものの、日米の制度的な相違が分析結果に反映されていないと評されて受賞を逃した。 2012年4月からは吉田が代表を務める共同研究「高齢者医療システムの計量分析:証拠に基づいた政策評価と制度設計」(基盤研究 (A)・科研費)が実施される予定だった。
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