北支一九式拳銃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 08:29 UTC 版)
南部式・十四年式から派生した最末期の製品である。生産数は不明ながら、米国に比較的状態の良いものが残されており、北京の軍事博物館にも展示されている。 十四年式からの改良品だが、そのデザイン・構造には相違点が多く、十四年式の非実戦的なデザインの多くが改善され、大量生産を意識した構造となっている。生産も日本本土ではなく日本軍占領下の中国・北平(北京)で行われた。 北支一九式の十四年式(南部式)からの主な変更点は下記の通りである。 別パーツだった用心鉄と機関部が一体化し、引き鉄がピン固定へ変更された。 用心鉄根元(右側面)のレバーで、銃身・ボルトグループと機関部が分解できるようになった。 安全装置レバーが用心鉄根元からグリップ後方へ移され、シアを直接ブロックする確実なものへ変わるとともに、片手での操作が可能になった。 十四年式にあるマガジン脱落防止スプリングが無くなり、用心鉄のサイズは小型のものに戻された。
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北支一九式拳銃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 00:18 UTC 版)
南部式・十四年式から派生した最末期の製品である。生産数は不明ながら、米国に比較的状態の良いものが残されており、北京の軍事博物館にも展示されている。 十四年式からの改良品だが、そのデザイン・構造には相違点が多く、十四年式の非実戦的なデザインの多くが改善され、大量生産を意識した構造となっている。生産も日本本土ではなく日本軍占領下の中国・北平(北京)で行われた。 北支一九式の十四年式(南部式)からの主な変更点は下記の通りである。 別パーツだった用心鉄と機関部が一体化し、引き鉄がピン固定へ変更された。 用心鉄根元(右側面)のレバーで、銃身・ボルトグループと機関部が分解できるようになった。 安全装置レバーが用心鉄根元からグリップ後方へ移され、シアを直接ブロックする確実なものへ変わるとともに、片手での操作が可能になった。 十四年式にあるマガジン脱落防止スプリングが無くなり、用心鉄のサイズは小型のものに戻された。
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